タイダルウェーブ作戦 タイダルウェーブ作戦の概要

タイダルウェーブ作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/11 03:17 UTC 版)

タイダルウェーブ作戦

低高度の爆撃機から撮影された、爆撃後煙を上げるプロイェシュティ油田の石油貯蔵タンク群。飛行しているのはB-24重爆撃機。
戦争第二次世界大戦
年月日1943年8月1日
場所:ルーマニア
結果:連合国軍の戦略的失敗
交戦勢力
アメリカ合衆国 ナチス・ドイツ
ルーマニア王国
ブルガリア王国
指導者・指揮官
ルイス・H・ブレルトン英語版
ウザル・G・エント英語版
アルフレート・ゲルシュテンベルク英語版
ゲオルゲ・ジエネスク
戦力
B-24重爆撃機 177-179機(うち162機が目標に到達) 対空防御陣地多数
Bf109戦闘機
Bf110重戦闘機
IAR-80戦闘機
損害
50機前後撃墜
55機損傷
440名戦死・220名捕虜
Bf109 2機
Bf110、IAR-80各1機
16名戦死・50名負傷

注釈

  1. ^ ミッチャム (2008)、p.478 では、参加機数を177機としている。ベッカー (1974)、p.426 では、178機としている。
  2. ^ ドイツの 1/3 とイタリアの全需要をまかなった[1]
  3. ^ 連合爆撃攻勢作戦計画中の優先目標リストで、主目標の一つとして石油生産・燃料精製工業が挙げられ、プロイェシュティについては地中海方面からの攻撃とされた[4]
  4. ^ ミッチャム (2008)、p.478 では、枢軸国空軍による迎撃について往路、目標地域上空及び復路でギリシャに配備された第27戦闘航空団第4飛行隊(IV/JG27)、ルーマニアの第4戦闘航空団第1飛行隊(I/JG4)及びブルガリア戦闘機連隊の攻撃を受けたとしている。ベッカー (1974)、p.426 では、復路で第4戦闘航空団第1連隊(第1飛行隊と同義)、第27戦闘航空団第4連隊(第4飛行隊)の一部及びルーマニア戦闘機に加え、第6夜戦航空団(夜戦戦闘航空団)第4連隊(第4飛行隊)のBf110数機が追撃し、一部を海上で捕捉したとしている。
  5. ^ ミッチャム (2008)、p.478 では、43機が撃墜され、13機が不時着等で喪失、50機以上が損傷を受けたとしている。ベッカー (1974)、p.426 では撃墜機数を48機としている。

出典

  1. ^ a b c 白石 (2009)、p.86
  2. ^ 白石 (2009)、pp.86-87.
  3. ^ a b c d e f 白石 (2009)、p.87
  4. ^ マーレイ (2008)、p.293
  5. ^ 白石 (2009)、pp.87-88.
  6. ^ a b 白石 (2009)、p.88
  7. ^ 白石 (2009)、pp.88-89.
  8. ^ a b c d 白石 (2009)、p.89
  9. ^ a b c d e 白石 (2009)、p.92
  10. ^ 白石 (2009)、p.90
  11. ^ a b 白石 (2009)、p.91
  12. ^ a b 白石 (2009)、pp.91-92.
  13. ^ 白石 (2009)、pp.92-93.
  14. ^ a b c d e f 白石 (2009)、p.93
  15. ^ ミッチャム (2008)、p.478


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