ゼットン 『ウルトラスーパーファイト』に登場するゼットン

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ゼットン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 05:52 UTC 版)

『ウルトラスーパーファイト』に登場するゼットン

特撮ビデオ作品『ウルトラスーパーファイト』第9話「恐怖の背後霊怪獣」、第11話「セブン!心の目を開け!!」に登場。

第9話ではケムール人の呪いによってウルトラセブンの背中に取り憑き、ケムール人が倒された後も背後霊として背負われたまま物語が終わる。

第11話ではセブンに突然襲いかかって目を潰し、視力を奪ったうえで打撃を仕掛ける。最後は、精神を集中して心眼を開いたセブンの巴投げで倒される。

『ウルトラマンボーイのウルころ』に登場するゼットン

ウルトラマンボーイのウルころ』にザラブ星人の変身した姿として登場。エースを圧倒するが不意を突かれ、背中にチョップ攻撃を受けて倒れる。

  • 書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、名称を変身ゼットンと記載している[49]

『ウルトラマンマックス』に登場するゼットン

諸元
ゼットン
別名 宇宙恐竜
身長 66 m[11][50]
体重 5万3千 t[11][50]
出身地 ゼットン星[51]
出現地 エリアJI-112(都市部)[52][53]

特撮テレビドラマ『ウルトラマンマックス』第13話「ゼットンの娘」に登場。劇中ではゼットン怪獣と呼称されている。

ゼットン星人がウルトラマンマックスを倒すため、地球へ送り込んだ侵略用の生体兵器。宇宙空間を飛行する際には、青い光の球に変化する。顔に点滅する発光体や頭に回転する2本の角を持つ初代同様の容姿に、やはり同様の1兆度の超高熱火球と怪力が武器。特に怪力については、マックスを片手で投げ飛ばせる。また、頑強な外殻装甲に覆われているために少々の攻撃では微動だにしないうえ、全身を包み込む強力なバリアであるゼットンシャッター[11][50]を用い、マックスのあらゆる必殺技を防ぐ。マックスとその救援に駆けつけたウルトラマンゼノンを立て続けに窮地に陥れるが、ゼノンから託された新装備マックスギャラクシーを得て再起したマックスのギャラクシーカノンにより、ゼットンシャッターを破られて倒される。

『ウルトラマンメビウス』に登場するゼットン

諸元
ゼットン
別名 プロトマケット怪獣
身長 [56]
体重 [56]
出身地 CREW GUYS JAPAN[57]

特撮テレビドラマ『ウルトラマンメビウス』第27話「激闘の覇者」に登場。

かつて初代ウルトラマンを倒した最強の怪獣として、ドキュメントSSSPとドキュメントMATに1件ずつ記録が残っている。本編では戦力増強を図ったGUYSが新たに製作するプロトマケット怪獣の候補として挙げられ、実体化前の実験のシミュレーション用プログラムとして仮想空間に登場するのみであり、現実世界には登場しない。身長や体重も設定のみ、現実世界でリアライズした場合に想定される数値である。

同じく新マケット怪獣の候補として挙がったグドンバードンツインテールベムスター、そしてメビウスなどが断念されたことを経てテストされ、グドンとの対決をあっさりと制するが、トリヤマが誤って床に落とした時のショックでマケットカプセルが破損し、外送入力のプライオリティーに内部ポテンシャルが占拠し、外部入力を無効化したため[58]、シミュレーション終了後に暴走してコンピュータウイルス化し、仮想空間で勝手に暴れ出す。テストの都合上、GUYSのコンピュータシステムと直結されていた仮想空間はゼットンの攻撃により基幹システムを損傷し、GUYS基地の機能が麻痺寸前になる。

プロトマケットメビウスが投入されるも簡単に倒され、やむなくヒビノ・ミライ=本物のウルトラマンメビウスが自らをデジタルデータ化して仮想空間に突入し、戦うことになる。本物と同様の能力を駆使してメビウスを苦戦させるが、ミクラスウインダムがメビウスの救援に現れたことで劣勢となり、さらにはバリヤーが頭上に張られていないことをジョージに見抜かれてメビウスの流星キックを受け、最後はメビウスのライトニングカウンター・ゼロによって消滅する。その後、GUYSのメインコンピュータからはゼットンのデータが念入りに消去かつ破棄される。

第21話では怪獣墓場に漂っている姿が描かれている[56]。また、第24話ではウインダムをファイヤーウインダムに強化する際、火炎を使う怪獣としてパンドンブラックエンドとともにデータが使用される。

  • スーツアクター:永田朋裕
  • 着ぐるみは『ウルトラマンマックス』のゼットンの流用[59]
  • プロトマケットメビウスがゼットンに倒される時の描写は、『ウルトラマン』第39話へのオマージュである[60][61]
  • ミライが電脳世界に突入するシーンは、『電光超人グリッドマン』へのオマージュである[61]

『ザ・ウルトラマンメビウス』に登場するゼットン

ウルトラマンメビウス』のDVD附属のイラストノベル『ザ・ウルトラマンメビウス』に登場。

再びウルトラの国を襲撃しようとするバット星人により、ウルトラ兄弟を不意打ちするために送り込まれる。本作品でのバット星人には「ゼットンの養殖にかけては宇宙一」という設定が付加されており、今回登場したのはその大量に養殖されたものである(容姿は初代と同じ)。手始めに宇宙空間でメビウスを攻撃するが、ウルトラマンに一撃で倒される。その後も大量に送り込まれるが、ウルトラ兄弟によって次々と倒される。


注釈

  1. ^ ウルトラ怪獣大百科』では、ナレーターが「穴の開いている両目はほとんど見えないが、その代わりに頭に生えているゼットン角がレーダーの役目をしている」と説明している。
  2. ^ 資料によっては光波バリヤー[15]電磁バリア[16][19]ゼットンバリア[20]と記述している。
  3. ^ 本編映像では両腕と胸部でスペシウム光線を受け止め、光線も弱まっていくように描写されているものの、吸収しているという明確な描写はない。また、波状光線の1発目を発射した後に新たな光線を吸収せず2発目を発射しており、吸収して撃ち返すという設定は明確には描写されていない[21]。書籍『ウルトラマン大辞典』(中経出版)におけるゼットンの説明[14]では、『ウルトラマン』に登場した個体にはこの能力の説明書きがないのに対し、『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』の場合は能力として「スペシウム光線を吸収して発射する」とある。
  4. ^ 『デジタル大辞泉プラス』(小学館)では、防御力も初代より高いとされている[38]
  5. ^ 資料によっては火炎弾[14]と記述している。
  6. ^ 書籍『ウルトラマン大辞典』では破壊弾と記述している[14]
  7. ^ 物理学用語で高次元宇宙を指し[87]グラビティプレーン (Gravitybrane) とも称される。詳細はランドール・サンドラム模型を参照。
  8. ^ ゲーム版と異なり、通常のゼットン同様顔から放つ。
  9. ^ 『ウルトラマンサーガ』メモリアルBOXの絵コンテ集によると、翼を失うとバリアー展開能力・瞬間移動能力が失われるという設定になっている。
  10. ^ ツングースカ大爆発をモデルとしている[116]
  11. ^ これにより、当日のTwitterでは「ゼットン」がトレンド入りを果たしている[138]

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