セントマリー川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 03:12 UTC 版)
人工物
橋
スーセントマリー国際橋は、鋼製トラスアーチ橋であり、川を渡す道路橋である。その直ぐ西(上流)にはスーセントマリー国際鉄道橋が単線の鉄道を通している。
発電所
エディソン・スー水力発電所がスーセントマリー発電運河の東端にある。この運河はスペリオル湖からヒューロン湖までアメリカンロックの南、市内を通り、その全長は1,340フィート (410 m) と、世界最長クラスの水力発電所となっている[3]。この発電所は、74基の三相発電機で25ないし30メガワットを発電できる。1902年に完成した。スーセントマリー発電運河の掘削時に切り出された石が前面に貼られている。
アメリカ陸軍工兵司令部がアメリカンロックの直ぐ北にある水力発電所を所有し、運営している[4]。
カナダ側ではカナディアンロックの直ぐ北に水力発電所があり、ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー Inc.,が所有運転するフランシス・H・クラーグ発電所である。発電能力は52メガワットである。1981年に完成した。
運河
エディソン・スー水力発電運河はその東端で、スーセントマリー滝水力発電所の発電に使われている。この運河はミシガン州スーセントマリー市中心街を本土と分けて島にしている。1898年9月にミシガン・スペリオル湖発電会社運河として始まったが、1902年6月にエディソン・スー発電会社として完成した。上流のゲイトから測ると全長は2.25マイル (3.62 km)、幅は200フィート (61 m) から220フィート (67 m)、深さは24フィート (7.3 m) ある[5]。流水の速度は7 マイル/h (11 km/h) である。
閘門
スーセントマリー運河は川の北側(カナダ側)と南側(アメリカ側)にある。
その他の工作物
急流の入り口には1組の調整用工作物があり、スペリオル湖から入ってくる水を制御するために使われている。この工作物には16か所のゲイトがあり、その半分はアメリカ側、残り半分がカナダ側にある。1901年から1921年の間に完成した[6]。水流は国際合同委員会が調整している。
急流の北側には、急流を遡って産卵にくる魚類を守る誘導工作物として、コンクリート製堤が建設された。これはフランシス・H・クラーグ発電所からの水流が増えたことにも一部対応している。
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- ^ Historic Connecting Channel Outflows, U.S. Army Corps of Engineers, Detroit District
- ^ “Great Lakes Atlas: Factsheet #1”. United States Environmental Protection Agency (March 9, 2006, and French). 2007年12月3日閲覧。
- ^ Edison Sault Electric Company, Hydroelectric Plant page, accessed September 29, 2008.
- ^ [1]
- ^ Edison Sault Electric Company, Hydroelectric Plant Discussion page, accessed September 29, 2008.
- ^ USACE, Outflows, Discharge Measurements, St. Marys River, accessed October 2, 2008.
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