ジョン・F・ケネディ特殊戦センター・アンド・スクール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 20:58 UTC 版)
概要
ノースカロライナ州フォートブラッグのジョン・F・ケネディ特殊戦センター・アンド・スクール(SWCS)は、陸軍の特殊作戦部門の兵士の訓練、教育、キャリアを管理し、人材を提供している。
SWCSの訓練プログラムには、常に約3,100人の訓練生が登録されている。SWCSは、また特殊部隊准士官研究所と、デビッド・K・トゥーマ下士官学校を組織している。ほとんどの訓練コースは、フォートブラッグで実施されるが、SWCSは、フォートブラッグ以外にも訓練施設や機関を維持している。
SWCSは、民事活動、心理作戦、特殊部隊、文化支援など、様々な41種類の訓練コースを実施している。また、高度技術コースとして、フロリダ州キーウェストでの戦闘潜水訓練、フォートブラッグでの狙撃兵訓練、アリゾナ州ユマ試験場での軍事自由降下訓練を実施している[6]。
地域研究と教育では、3種類の資格コースがあり、フェーズIIの訓練とされている。このフェーズでは、割り当てられた言語力のカテゴリ(CAT)に応じて18~24週間の訓練が実施される、スペイン語、フランス語、インドネシアなど、CAT I又はIIに割り当てられている言語の訓練生は、|省庁間言語円卓会議スケール(ILR)スコア2の達成を最終目標として18週間の訓練を受ける。アラビア語、北京語、タガログ語、ペルシャ語、韓国語、タイ語、パシュトー語、ウルドゥー語などのCAT III又はIVに割り当てられている言語は、24週間の訓練を実施し、ILRスケールのスコアIII又はIV(専門的な習熟度を示す)を達成することを目標とする。すべての訓練生は、この資格コースにおいて次の段階に進む際に、習熟度を測る高等面接(OPI)に合格する必要がある。アメリカ国防総省語学学校が、この言語教育を支援している。
- ジョン・F・ケネディ特殊戦センター・アンド・スクール
- 第1特殊戦訓練グループ(空挺)
- 第2特殊戦訓練グループ(空挺)
- 特殊戦衛生グループ(空挺)
- 特殊部隊准士官研究所
- デビッド・K・トゥーマ下士官学校
- 訓練・ドクトリン・プロポーネンシー総局
- 教育支援班
- 国際軍事学生局
- ボランティア学生局
- 大学院管理局
- ^ SPECIAL OPERATIONS FORCES: Opportunities Exist to Improve Transparency of Funding and Assess Potential to Lessen Some Deployments (PDF) (Report). GAO. July 2015. GAO-15-571. 2018年9月4日閲覧。
- ^ “SOCoE Command Group”. US Army Special Operations Command. 2017年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月14日閲覧。
- ^ “The US Army Special Operations Center of Excellence”. US Army Special Operations Command. 2018年9月4日閲覧。
- ^ Paddock, Alfred H. Jr (1979年11月). “Psychological and Unconventional Warfare, 1941–1952: Origins of a Special Warfare Capability for the United States Army”. 2007年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月28日閲覧。
- ^ “Official overview and history of SWCS”. 2017年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月21日閲覧。
- ^ SWCS Academic Handbook (http://www.soc.mil/swcs/_pdf/AcademicHandbook.pdf)
固有名詞の分類
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