サモンナイト クラフトソード物語2
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ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
開発元 | フライト・プラン |
発売元 | バンプレスト |
シリーズ | サモンナイトシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット |
発売日 |
2004年8月20日 2006年2月2日(バリューセレクション) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『サモンナイトシリーズ』の外伝の一つで、ジャンルは「武器創造バトルRPG」。『サモンナイト クラフトソード物語』の続編であるが、物語としての繋がりはない。キャラクターデザインは大塚真一郎。
ゲームシステム
システム面は前作から大幅に変更されており、次回作『サモンナイト クラフトソード物語 〜はじまりの石〜』にも継承されている。また、前作にはあった通信機能は消滅している。
武器作成
ベルグの家の地下にある工房で、5種類の武器それぞれの元となる「マテル」と、武器の材料となるアイテムを組み合わせることで武器を「作成」出来る。また、武器を「修理」することが出来る。主人公の鍛冶師レベルが上昇すると、さらに「解体」「強化」が可能になる。
- 作成
- 所持している「マテル」と材料アイテムをそれぞれ1つずつ選択して、武器を作成する。特殊な組み合わせの場合、作成した時点で必殺技や特殊効果が付与されている物もある。
- 修理
- 武器のDUR(耐久値)を全回復する。また、壊れてしまった武器を修復することも出来る。
- 解体
- 一度作成した武器を「マテル」の状態に戻すことが出来る。作成・強化に使用した材料アイテムは戻ってこない。解体を行う際、解体前の武器の能力を一定量マテルに残すことが出来るため、再度そのマテルを使って武器を作成すれば通常より高い能力を持った武器を作成出来る。尚、マテルに残せる能力値の割合はその武器のTEC(熟練度)と主人公の鍛冶師レベルによって決定される。
- 強化
- 一度作成した武器に材料アイテムを更に追加して、武器の能力を増減させることが出来る。強化に使用できる材料アイテムは最初は1つだけだが、鍛冶師レベルの上昇により最大3個まで増やすことが出来る。また、強化アイテムの組み合わせによっては必殺技や特殊能力が後付けされることもある。
必殺技・特殊能力
今作では、武器の作成・強化の際に特定の組み合わせのマテルと材料アイテムを使用することで、その武器に特殊効果を付与することが可能になった。
- 必殺技 (SPECIAL ATTACK)
- 戦闘中に使用できる特別な技。但し、武器の耐久値を一定値消費する。
- 特殊能力 (EFFECT)
- 戦闘中、その武器を使用している際に発揮される効果。属性武器もこれにあたる。
フィールドアクション
フィールド上で武器やハンマーを使って、障害物を破壊したり塞がった道を開いたりすることが出来る。前作ではハンマーのみであったが、今回は5種類の武器全てにフィールドアクションが用意されている。但し、使用できるのはその時に所持している武器のみ。よって実際に戦闘で使用しない武器でも、それぞれ1つずつ持ち歩く必要がある。
それぞれのフィールドアクションで出来ることは以下の通り。尚、「木箱や樽を破壊する」「宝箱を開ける」の2つについては全てのアクションで可能である。
- ハンマーアクション
- 最初から使える。ハンマーを振り下ろし、床にあるスイッチを押すことが出来る。前作同様、転送装置の起動にも用いる。
- ソードアクション
- 剣を振るい、特定の草を刈り取る。
- アクスアクション
- 斧を振り下ろし、枯れた切り株を破壊する。
- スピアアクション
- 槍を突き出し、木に生っている実を落とす。他のアクションよりやや射程が長く、離れた場所の宝箱を開けることが出来る。
- ナックルアクション
- 大岩を殴ることで前方に動かすことが出来る。これを繰り返して道を通れるようにしたり、特定の位置に大岩を運んだり出来る。
- ドリルアクション
- ドリルを突き出し、特定の壁や壊れて開かない扉を破壊して、奥の部屋や通路に入れるようにする。
ストーリー
リィンバウムのとある切り立った崖の上に存在する「クリーフ村」。その村には凶悪な召喚獣「ゴウラ」を封じた遺跡があり、代々コルトハーツの姓と特殊な力を持った「魔刃(まじん)使い」と呼ばれる一族が封印を守り続けてきた。
主人公がまだ幼い頃、ゴウラの封印を解いてその力を利用しようとする召喚師が村に現れた。村の人々は力を合わせて戦い、ゴウラの封印を守ることに成功するが、傷付いた主人公の命を助けるために、父のグレアムは魔刃使いの力を主人公に与えて死んでしまった。主人公はそれ以来、父の友人であった鍛冶師ベルグに預けられ、鍛冶師見習いとして育てられてきた。
ある日、親友であるリョウガと「負けた方が勝った方の言うことを一つ聞く」という約束で勝負し負けてしまった主人公は、関係者以外立ち入り禁止であるゴウラを封印した遺跡の中にリョウガを連れて行く約束をする。しかし、リョウガの正体は鬼妖界シルターンの召喚獣であり、その目的はゴウラの封印を解くことだった。幸いすぐにゴウラが解放されることは無かったが、リョウガは姿を消し、いつゴウラが完全に復活してしまうかも分からない。主人公はゴウラを再び封印するため、そして親友リョウガの真意を知るため、ゴウラを封じる力を持つという失われた四本の「魔刃」を探す冒険に出るのだった。
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