グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車 グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車の概要

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車の解説 > グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車の概要 

グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 08:12 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
グレート・イースタン鉄道 C53形
LNER J70形
8226号、1946年9月28日にストラットフォード機関区で撮影
基本情報
運用者 グレート・イースタン鉄道
ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道
イギリス国鉄
設計者 ジェームス・ホールデン
製造所 ストラトフォード工場
製造年 1903年 - 1921年
製造数 12両
引退 1942年 - 1955年
主要諸元
軸配置 0-6-0T (C n2t)
軌間 1,435 mm
長さ 6.309 m
機関車重量 27.5 t
固定軸距 2.032 m
動輪径 0.940 m
シリンダ数 外側2気筒
シリンダ
(直径×行程)
305 mm × 381 mm
弁装置 ワルシャート式
ボイラー圧力 1.24 MPa
火格子面積 0.85 m2
全伝熱面積 32.338 m2
燃料 石炭
燃料搭載量 15.2 t
水タンク容量 2,840 L
引張力 39.73 kN
テンプレートを表示

歴史

3フィート1インチ (0.940 m)の動輪の外側に12インチ×15インチ (305 mm×381 mm)のシリンダーを備え、周りは全て幅木で囲まれていた。グレート・イースタン鉄道初のワルシャート式弁装置使用車である[1]ウィスベッチ・アンド・アップウェル路面鉄道やグレート・ヤーマス港、イプスウィッチで1930年代から1950年代まで使用された。よく似た外観を持つ初期型のG15形に取って替わられた。

年別発注・製造一覧表[1]
製造年 発注 製造所 両数 GER番号 LNER番号 LNER 1944年改番後番号 備考
1903 C53 ストラトフォード工場 2 135、136 7135、7136 8216、8217
1908 C64 ストラトフォード工場 3 137、138、139 7137、7138、7139 8218、ー、8219
1910 I67 ストラトフォード工場 1 130 7130 8220
1914 P75 ストラトフォード工場 3 127、128、131 7127、7128、7131 8221、8222、8223
1921 D85 ストラトフォード工場 3 125、126、129 7125、7126、7129 8224、8225、8226

最初の廃車は1942年である。残りは1944年に8216–8226へと番号が再度割り振られた。1948年の国有化で残っていた11台がイギリス国鉄に渡り、番号に60000が加えられた。1949年に廃車が再開され、最初は少数、その後急速に廃車が進み、1955年に最後の1台が廃車となった。[2]

年別引退一覧表[3]
引退年 初年度稼働両数 引退数 番号
1942 12 1 7138
1949 11 1 68218
1951 10 1 68221
1952 9 1 68224
1953 8 4 68216, 68217, 68219, 68220
1955 4 4 68222, 68223, 68225, 68226

フィクション

エイボン・バレー鉄道のトビーのレプリカ

ウィルバート・オードリーの児童書汽車のえほんきかんしゃトーマスシリーズに登場するトビーのモデルとなった。


  1. ^ a b Aldrich 1969, p. 105
  2. ^ Aldrich 1969, p. 106
  3. ^ Allen et al. 1970, p. 102


「グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグレート・イースタン鉄道C53形蒸気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS