五障三従
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:11 UTC 版)
龍樹菩薩の大論九十九巻では、女人の三従(さんじゅう)について、幼則(おさなきとき)は父母に従い、少則(わかきとき)は夫に従い、老則(おいたるとき)は子に従うとし、属するところなきは悪名を受けるとした。これは仏教特有のものでなく、儒教書のひとつ『礼記』及び『儀礼』にもみえる。 五障三従については、百八煩悩の根源は五障をもって因とし、十二因縁の流転は三従もって縁とすると存覚上人の女人往生聞書(1324年)にみえ、日本では過去長きにわたり教訓或いは戒めのひとつとされた。
※この「五障三従」の解説は、「五障」の解説の一部です。
「五障三従」を含む「五障」の記事については、「五障」の概要を参照ください。
- 五障三従のページへのリンク