制振材
制振効果の大きい材料のこと。制振材には構造体を構成する部材自体が大きい制振効果をもつものと、構造材に貼り付けて制振効果を得るものとがある。前者には制振合金、制振樹脂、木質系制振板などがある。後者にはアスファルト、ゴム、樹脂などの高分子材料があり、曲げ振動をしている基材に貼り付けて使用され、材料のずり変形により制振効果をもたらす。通常、自動車では制振材といった場合は後者を指す。新しい制振材としては、圧電セラミック粉体や誘電材料を使い、圧電効果で振動エネルギーを電気エネルギーに変換し、ジュール熱で振動を吸収するものが開発されている。
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