シトロエン
アンドレ・シトロエンが1913年に設立したフランスのメーカー。19年にTYPEAが製作され、34年には世界初の量産FF車を生産開始した。48年には前後輪の連動サスペンションを採用した2CVを完成させた。第2次世界大戦前は、速度記録(ただし周回路を長時間走行するタイプ)に挑戦した以外はモータースポーツとあまり縁がなかったが、戦後になってラリーに参戦。59年と66年のモンテカルロラリーで優勝(DS19、21)するなど、多くの国際的なラリーで好成績を収めた。会社自体は70年代中盤、経営不振に陥り、現在はシムカと同様にプジョーに併合されPSAグループの一員になっている。91年からZX(前年までのプジョーのマシンをベースに開発)でパリ~ダカール・ラリーに参戦し、91年、94~96年と計4勝をあげた。また、現在はクサラでWRCに出場しており、着々と成績を伸ばし、2003年の開幕戦モンテカルロラリーで1勝をあげた。一方WRCの登竜門である新カテゴリー・スーパー1600へサクソを投入、トップコンテンダーとして活躍している。
シトロエン
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シトロエン(Citroën)は、フランスの大手自動車メーカー。現在はステランティス N.V.の一ブランドである。
注釈
- ^ 初期の車名について: C4以前のモデルでは、タイプA・B・Cはシャーシの形式を表しており車名ではない。当時の広告などによると、シトロエンの10馬力でトーピード式、シトロエンの5馬力で3人乗り、シトロエンの5馬力でカブリオレ、などの名称で販売されていた。また、馬力はフランス流の課税馬力であったが、綴りは英語風に10HP、5HPであった。タイプBがエンジンを拡大し多様化していくとこの方法は通用しなくなり、C4・C6に至ってシャーシ名が車名となった。続くモデルはC7となるはずであったが、ロザリーという車名が付けられ課税馬力による呼称を併用した。トラクション・アバンで再び、7CV・11CV・15CVのように課税馬力が車名となった。
出典
- ^ 『20世紀全記録 クロニック』小松左京、堺屋太一、立花隆企画委員。講談社、1987年9月21日、p318。
- ^ 『20世紀全記録 クロニック』小松左京、堺屋太一、立花隆企画委員。講談社、1987年9月21日、p492。
- ^ a b c d e f g h i j ロゴの歴史Citroen Origins(日本語)、2023年11月23日閲覧。
- ^ Citroën logo history: The Citroën symbol and its meaningFabrik、2023年11月23日閲覧。
- ^ “シトロエン、新コンパクトSUV「C4 CACTUS」を200台限定発売。238万円から” (jp). Car Watch (2016年10月5日). 2020年3月10日閲覧。
- ^ [1] -シトロエン・ジャポンWebページ
- ^ a b シトロエンCエリゼ/C4L、デビュー - AUTOCAR JAPAN・2012年6月20日
- ^ “試乗 プレミアムかつアクティブで、しかも実用的・・・DSシリーズ随一の欲張りクロスオーバー「DS4 CROSSBACK」(3/4)”. MoTA (2016年6月15日). 2021年8月1日閲覧。
- ^ シトロエンDS3レーシング(FF/6MT)【試乗記】アムロ、いきます!2012.12.16
- ^ シトロエン&ローブ、WTCC参戦! - HOBIDAS AUTO・2013年7月1日
- ^ 『トヨタWRCのすべて』 2018年4月15日発行 三栄書房刊
- ^ Stellantisジャパン誕生 個性豊かな8のブランドを1法人の下に統合 - Stellantisジャパン 2022年3月1日(2022年3月1日閲覧)
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