X上のタイル型ウィンドウマネージャ一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 09:20 UTC 版)
「タイル型ウィンドウマネージャ」の記事における「X上のタイル型ウィンドウマネージャ一覧」の解説
awesome - dwm から派生したもので、Cで書かれLuaで構成・拡張可能である。XlibからXCBに移植された最初のウィンドウマネージャで、D-Bus、pango、XRandR、Xinerama をサポートしている。 Bluetile - xmonadベース。 dwm - ステータスバーのアスキーアートが表示されたアイコンをクリックすることでタイル型のレイアウトを変更可能。[]= という表示のアイコンがデフォルトで、左にメインエリア、右に上下にウィンドウを並べる形式となる。><> という表示のアイコンでは敷き詰める形でないフロート型の表示が可能で、個々のウィンドウの移動やサイズ変更が可能。サードパーティ製のパッチをあてることで、黄金比のフィボナッチ配置、グリッド配置、隙間のないグリッド配置、上にメインエリアで下にウィンドウを並べる配置なども可能。キーボードで操作するメニューユーティリティ dmenu も dwm 向けに開発されており、xmonadなど他のタイル型ウィンドウマネージャでも利用できるし、Openboxやuzblなどの軽量ソフトウェアでも利用することがある。 i3 - wmiiから派生したウィンドウマネージャで,2017年現在も活発に開発が行なわれている。dwmやawesomeといった他の主要なウィンドウマネージャと同様に,敷き詰める形でないフロート型のウィンドウ管理もサポートしている。Modキーと呼ばれるキー(標準ではWindowsキー)を基準に各々のウィンドウを操作する。例えば⊞ Win+kという操作は標準では“下方向のウィンドウに操作の焦点を合わせる”という動作に割り当てられている。これらの動作はホームディレクトリ下にあるテキストファイル(~/.i3/config等)を編集することで変更出来,その変更を即座に反映させることが可能である。viやemacsの持つ“モード”に似た機能を持ち,ウィンドウの大きさ・X/計算機の終了等の実行にモードとして移行することが出来る(これら各種の設定も〔“モード”に移行するか否かを含め〕先の設定ファイルで管理される)。開発言語はC言語。 Ion - タイル型にタブ型インタフェースを組合わせたもの。画面は人手でオーバーラップしない領域(フレーム)に分割される。各フレームには1つ以上のウィンドウを含めることができ、そのうちの1つのウィンドウだけがフレーム全体に表示される。 KWin - KDEのウィンドウマネージャで、KDE SC 4.4 から初歩的なタイル型機能をサポートし、KDE SC 4.5 から完全なタイル型機能をサポートしている。ただし、実装はコンポジット型である。 Larswm - 動的タイル型の一種。画面を左右2つのトラックと呼ばれる領域に分割する。左のトラックは1つのウィンドウで占められ、右のトラックは他のウィンドウを上下に並べて配置する。 Matchbox - システムトレイと1つのウィンドウをタイル型表示するもので、組み込みシステムや携帯機器向けである。基本的に表示されるウィンドウは1つである。 Ratpoison - キーボード駆動式の GNU Screen を発展させたもの。 Scrotwm - 最小限の機能をサポートしたタイル型ウィンドウマネージャで、XRandRとXineramaをサポートしている。 WMFS wmii - dwm の作者が並行して開発したもの。 xmonad - Haskellで書かれた拡張可能なウィンドウマネージャ。
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