TPM利用時の注意点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:32 UTC 版)
「Trusted Platform Module」の記事における「TPM利用時の注意点」の解説
TPMをハードウェアに搭載したからといって即座にシステム全体のセキュリティを担保できるわけではない。TPMを使用するシステムの要件定義からアプリケーションの実装まで全てを考慮しなければ、最終的に容易に破られるシステムができあがることになる。 チップ自体のスペックが高くないことや、内部ファームウェアがセキュアコーディングで書かれていること、インタフェースが低速であることが原因で、数百キロバイトを超えたデータの暗号/復号は時間がかかることに留意する必要がある。 TPMのファームウェアリビジョンによっては、対称鍵暗号コマンド(TPM2_EncryptDecrypt2)が実装されておらず、伝送系路上に乗る平文を暗号化できない場合がある。
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