SSDにおけるガベージコレクション(Garbage Collection)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:23 UTC 版)
「ライトアンプリフィケーション」の記事における「SSDにおけるガベージコレクション(Garbage Collection)」の解説
「ガベージコレクション」も参照 データは、複数の記憶セルで構成される「ページ」と言う単位でフラッシュメモリーに書き込まれる。しかし消去は、複数のページで構成される、より大きい「ブロック」と言う単位でのみ可能となる。もしあるブロック内のあるページのデータが不要になった場合("stale"ページと呼ばれる)、そのブロック内の必要なデータがあるページのみ、他の消去済みブロックに転送(書込)される。 そして"stale"ページは転送(書込)されないため、転送先のブロックでフリーなページとして新しい別のデータを書き込むことができる。ここまでの処理を「ガベージコレクション(以下GC)」と呼ぶ。全てのSSDは何らかのGCの仕組みを備えているが、GCをいつ、どのように処理するかはそれぞれ異なっている。GCはSSDのライト・アンプリフィケーションに大きな影響がある。 読み込み動作については、フラッシュメモリーを消去する必要はないため、通常はライトアンプリフィケーションに関連付けられることはない。しかしリード・ディスターブ(en:Read_disturb)などの不良モードが発生する前に、そのブロックは書き直しが行われる。もっとも、この事は、ドライブのライトアンプリフィケーション対する実質的な影響度は低いと見られている。
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