P-47C(B型の不具合是正)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 16:00 UTC 版)
「P-47 (航空機)」の記事における「P-47C(B型の不具合是正)」の解説
機体をよく知るにつれ、USAAFは総合的には評価に値するとの決断をくだし、P-47Bの発注に続けてすぐに、改修型をP-47Cの名称で602機発注した。最初の機体は1942年9月に引き渡された。 初期のP-47CはBタイプによく似ていたが、以下の点が異なっていた: 強度が向上した全金属製の動翼 GE製 ターボチャージャー制御器のアップグレード 短く、垂直に伸びた無線支柱 57機のP-47Cがつくられた後、生産はP-47C-1へ移行した。このタイプはコクピット前方で胴体を20 cm (8 in) 延長したもので、これによって重心位置の問題が解決した上、エンジン整備がしやすくなった。他にも、オイルクーラー排気口・ブレーキ・着陸装置・電気系統などに若干改修が加えられた。 55機のP-47C-1には128機のP-47C-2が続いた。-1との唯一の違いは胴体下部に取り付けポイントが設けられたことで、ここに200ガロン(757リットル)の増槽(ドロップタンク:投棄可能燃料タンク)が装備可能となり、500ポンド (224 kg) 爆弾を搭載することもできるようになった。 P-47Cの最多生産型はP-47C-5で、新型のウィップアンテナと、R-2800-59エンジンを装備していた。このエンジンは水メタノール噴射装置を備え、緊急最大出力は2,300 HP (1,700 kW) に達した。
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