5つのボールのトリックで、まず1つのボールを中央に投げ（1アップ）、次に両手に持った2つずつのボールをその両側に同時に投げ上げる(4アップ）という技。1アップ2アップに余分なボールを2つ加えたものだと思えばよい。5ボールのトリックの中では比較的容易で、インパクトも強いものである。
両手の投げ方はいわゆるコラムマルティプレックスと呼ばれているもので、手に持った2つのボールを同時に真上に投げる。このとき1つのボールは高く上がり、もう1つのボールは手からほとんど離れず、軽く弾むように投げる。2つのボールは投げた手と同じ手でキャッチされる。慣れないとできそうもないことに思えるが、見た印象ほど難しい技ではない。
上達すると4アップのボールをクロスさせることもできる。絶対にぶつかりそうに思えるが、やってみるとむしろぶつけるほうが難しい。きれいに行うと一瞬だけ5つのボールが中央に1直線状に並ぶ。
さらにマルティプレックスを使わない1アップ4アップのバリエーションも存在する。1アップのボールに続けて、2回連続で両手でボールを投げる技で、6ボールのシンクロナイズドファウンテンに感覚としては近い。
なお(非常に難しいと思うが）クラブでこの技をすることも不可能ではないようだ。実際IJA95年のチャンピオンシップでジェイギリガンがやっているのを見た。 | 
