NDVIを利用した研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 23:12 UTC 版)
NDVIは様々な研究に利用されている。例えば、飯野直子・金柿主税による「2007年のNDVI画像を用いた三宅島火山ガスハザードマッピング」が挙げられる。これは、JERS-1/OPSとTerra/ASTERデータを使用してNDVI画像を作成して、これらの差分をとって18ランクのレベルスライス画像をつくり、ハザードマップを作成したものである。他にも、広島県立総合技術研究所の農業技術センターによる、水稲を安定して生産するために必要な肥培管理の基となる生育診断にNDVIを応用する「幼穂形成期のNDVIと気象要因、穂肥施用量による水稲の収量推定」や東北工業大学と独立行政法人・情報通信研究機構(NiCT)が、山形県庄内平野に吹く清川だしが植生指標に与える影響について調査した「局地風『清川だし』と正規化植生指標(NDVI)について」などがある。 NDVIなどの分光反射を利用した植生指数は入射光の違いによる影響を大きく受ける。そこで,入射光として人工照明を利用して分光反射画像を取得することでNDVIの質を向上させる研究も行われている。
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