カレワラ【Kalevala】
Kalevala
カレワラ
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『カレワラ』(Kalevala、カレヴァラ) は、カレリアとフィンランドの民族叙事詩。[1]19世紀に医師エリアス・リョンロート(Elias Lönnrot, 1802年 - 1884年)によって民間説話からまとめられた。フィンランド語の文学のうち最も重要なもののうちの一つで、フィンランドを最終的に1917年のロシア帝国からの独立に導くのに多大な刺激を与えたとされている。名称は「カレワという部族の勇士たちの地」の意[2]。
- ^ 『ベリーの歴史』株式会社原書房、2020年11月30日、29頁。
- ^ 小泉保『カレワラ物語 フィンランドの神々』p.183
- ^ a b c d キルスティ・マキネン『カレワラ物語 フィンランドの国民叙事詩』p.196
- ^ a b c 小泉保『カレワラ物語 フィンランドの神々』p.188
- ^ 『北欧世界のことばと文化』「7 『カレワラ』に見るフィンランド性の形成」(石野裕子)p.123
- ^ リョンロット 編『カレワラ(下)』岩波文庫、1976年、452頁。
- ^ 「インド=ヨーロッパ神話には、女神や妖精、さらに女妖術師と関連した、海上に立つ9つの波(または3つの波)についての伝承がある」が、「ヨーロッパの神話伝承やフォークロアに詳しい中世フランス文学の専門家」フィリップ・ヴァルテールは、「このモチーフの意味を、・・・「鮭女」(たるアイノ)から出発して、ケルト神話や北欧神話に見られる類例との比較により明らかにしている」(渡邉浩司・渡邉裕美子)。- フィリップ・ヴァルテール『ユーラシアの女性神話-ユーラシア神話試論Ⅱ』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)中央大学出版部 2021年、ISBN 978-4-8057-5183-1、95-111頁(第5章 鮭女と9番目の波(『カレワラ』第5章))
- ^ 『北欧世界のことばと文化』「7 『カレワラ』に見るフィンランド性の形成」(石野裕子)p.124
- ^ 石野裕子『「大フィンランド」思想の誕生と変遷』p.28
- ^ 石野裕子『「大フィンランド」思想の誕生と変遷』p.28-30
- ^ 小泉保『カレワラ物語 フィンランドの神々』p.184
- ^ 石野裕子『「大フィンランド」思想の誕生と変遷』p.30-31
- ^ 『北欧世界のことばと文化』「7 『カレワラ』に見るフィンランド性の形成」(石野裕子)p.125
- ^ 『北欧世界のことばと文化』「7 『カレワラ』に見るフィンランド性の形成」(石野裕子)p.121、131-135
- ^ 石野裕子『「大フィンランド」思想の誕生と変遷』p.31
- ^ a b キルスティ・マキネン『カレワラ物語 フィンランドの国民叙事詩』p.197
- ^ "ハイアワサ". 世界大百科事典 第2版. コトバンクより2023年10月29日閲覧。
- ^ "カレビポエク". 世界大百科事典 第2版. コトバンクより2023年10月24日閲覧。
- ^ 「カレヴィポエク」の表記は以下の文献にみられる:小泉保『エストニア語入門』大学書林、2009年 。
- ^ リョンロット 編『カレワラ(下)』岩波文庫、1976年、395-396頁など。
- ^ 志摩園子. "ラトビア - 歴史". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年10月29日閲覧。
- ^ a b 石野 2023, p. 74.
- ^ 『北欧世界のことばと文化』「7 『カレワラ』に見るフィンランド性の形成」(石野裕子)p.136
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 本多全仕事 2000, p. 124, 「本多猪四郎作品リスト」
- ^ a b c 本多全仕事 2000, p. 98, 「本多猪四郎全仕事・一般映画の世界」
- ^ 本多全仕事 2000, p. 111, 「『サンポ』その特殊撮影」(初出『魔法の水車・サンポ』パンフレット)
- ^ “小惑星Kalevala”. MPC. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “小惑星Ilmari”. MPC. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “小惑星Louhi”. MPC. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “小惑星Pohjola”. MPC. 2021年10月24日閲覧。
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