ジー‐オー‐イー【GOE】
読み方:じーおーいー
Goe
GOE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:16 UTC 版)
「フィギュアスケートの採点法」の記事における「GOE」の解説
GOE(Grade of Execution)は、演技審判によって0をベースとし-5から+5の11段階で評価された各要素のできばえである。 要素毎にそれぞれ評価の観点(着眼点)が設定されている。プラス評価の対象についてはやや抽象的な表現がされているが、マイナス評価の対象についてはガイドラインによって具体的に定められている。演技審判は以下の手順でGOEを決める。 要素の中でプラスに評価するべき点を探し、0 - +5の評価を与える。 要素の中でマイナスに評価するべき点を探し、あれば1で出した数値から減じ、-5 - +5の数値を得る。 上記の手順から分かるように、要素の中にマイナス評価の対象となるものが見られても、同時にプラス評価の対象となるものがあれば、結果的にプラス評価となることがある。 GOEから技術点への変換は、上記の手順で得られた最終的なGOEに対応する点数表を参照して行われる。詳細は#要素の得点を参照。多くの要素については、最終的なGOEに対して一定の係数を掛けることで対応する点数を計算することができ、例えば2017/18シーズンのジャンプ要素において3回転トウループの係数は「0.7」、3回転アクセルはの係数は「1.0」などとみなせるが、4回転トウループ以上のジャンプ要素やステップシーケンス等、その限りでない要素もある。2018/2019シーズンにGOEが7段階から11段階に変更された際に、シングル競技とペア競技においてはGOEの1段階に対して基礎点の10%が対応することとなった(ただしコレオグラフィック・シークエンスを除く)。
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