Fantasie duobus subiectis g-Moll BWV 917とは? わかりやすく解説

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バッハ:2つの主題による幻想曲 ト短調

英語表記/番号出版情報
バッハ2つの主題による幻想曲 ト短調Fantasie "duobus subiectis" g-Moll BWV 917作曲年: 1704-07年  出版年: 1866-67年  初版出版地/出版社Peters 

作品解説

2007年9月 執筆者: 朝山 奈津子

 《2つの主題による幻想曲 Fantasie "duobus subiectis"》のタイトルヨハン・クリストフ・バッハ筆写譜に見られるここでいう幻想曲」とは対位法的な内容を指す。2つ主題とあるが、実際には、半音階を含む4度下行冒頭ではアルト)と、跳躍と掛留による旋律冒頭ではバス)、さらに回音連ねた8分音符による対位主題冒頭ではソプラノ)の3つがある。ラテン語タイトルが示す「2つ目」の主題とは、あるいはこの対位主題のことかもしれないいずれにせよこのように互いに性質異な主題組み合わせる手法バッハ対位法楽曲極意である。
 最後まで厳格な四声を保つが、テクスチュア簡明で、優美さ失わない。曲の短さラテン語タイトルからして対位法習作あるいは教程みなされていたと思われるが、規模体裁からのみこの作品判断してならない選び抜かれ極限まで削ぎ落とされた音だけを用いた佳作である。




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