EPR効果の先へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 21:10 UTC 版)
「血管透過性・滞留性亢進効果」の記事における「EPR効果の先へ」の解説
2016年2月、東京大学工学部の片岡らは、がん腫瘍組織を通る血管に、静的細孔(static pore)の他に、動的間隙(dynamic vent)が開き、血管内の物質が腫瘍組織内に噴出する現象を見出した。腫瘍血管は不規則に開閉し、噴出は概ね60分以内に収束するが、この噴出の機序を解明・制御出来れば、固形癌に対する新しい薬物送達法になり得ると考えられる。
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