Chocolate Doom
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 07:47 UTC 版)
「Doomのソース移植一覧」の記事における「Chocolate Doom」の解説
Chocolate Doomは、Windows、Linux、macOS、AmigaOS 4、MorphOSおよびその他の最近のオペレーティングシステム用のソース移植であり、オリジナルのDOS実行ファイル(「 バニラ Doom」)に可能な限り近い動作をするように設計され、DOS実行ファイルで見つかったバグの複製やゲームをクラッシュさせるバグさえもその対象となる。これは、単にソースコードにバグを残すだけではない。DOS版に存在するいくつかのバグ(たとえば、Doom IIの空のバグ)が公開されたDoomソースコードでは修正されたため、これらのバグはChocolate Doom用に再作成された。Chocolate Doomの最初のバージョンは2005年9月7日に公開された。 DOS実行ファイルにかぎりなく近い形で設計されているため、新しい機能はなく高解像度のサポートにも欠けている。ホストオペレーティングシステムの標準MIDI出力と同様にOPL3音楽エミュレーションをサポートしている。Chocolate Domはステージデザイナーや、未改造のDoomを好むプレイヤーの間で人気を博しているテストエンジンである。デフォルトでは、Windows 98で実行されているdoom.exeバージョン1.9の動作をシミュレートするが、それぞれのIWADを検出した場合、The Ultimate DoomやFinal Doomの実行ファイルをシミュレートする。Chocolate Doomの最新バージョンであるversion 3.0.0は、2017年12月30日に公開された。
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