うばゆり (姥百合)
●わが国の本州、宮城・石川県以西から四国、九州に分布しています。明るい林床などに生え、高さは1メートルくらいになります。7月から8月ごろ、花茎を伸ばして先端に、淡い黄緑色の花を咲かせます。花が咲くころに、葉が枯れていることから、葉(歯)がないとの語呂あわせで名前がついたそうです。発芽してから6~8年目になって開花しますが、その後は枯死してしまいます。柔らかい若い芽や鱗茎は食用にされます。
●ユリ科ウバユリ属の多年草で、学名は Cardiocrinum cordatum。英名はありません。
イヌサフラン: | コルチカム |
ウィテヘディア: | ウィテヘディア・ビフォーリア |
ウバユリ: | 大姥百合 姥百合 |
エンレイソウ: | トリリウム・グランディフロルム 大花の延齢草 延齢草 |
ウバユリ
(Cardiocrinum cordatum から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/23 02:32 UTC 版)
ウバユリ(姥百合[4]、蕎麦葉貝母[5]、学名: Cardiocrinum cordatum)はユリ科ウバユリ属の多年草。山地の森林に多く自生する。ユリに似た花をつけるが、葉は大きく異なる。花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた[3]。地方による別名として、カバユリ、ネズミユリ、ウバヨロ、ヤマカブ、ヤブユリなどともよばれている[6]。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino ウバユリ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Lilium cordatum (Thunb.) Koidz. ウバユリ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ a b c 北村・村田・小山 1964, p. 126
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 高橋秀男監修 2003, p. 101.
- ^ “うばゆり | 言葉 | 漢字ペディア”. www.kanjipedia.jp. 2021年8月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 113.
- ^ 畔上編著、菱山・西田著 1996, p. 458
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