Caloris Basinとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 宇宙用語 > Caloris Basinの意味・解説 

カロリス・ベイスン (盆地) Caloris Basin

直径1300km大きなくぼみで、水星の最も代表的な地形である。小惑星大の天体衝突によりできた跡で、衝突地点周囲同心円多重リング状の山ができている。この衝突衝撃波水星内部表面伝わって反対側の部分集まりその表面を歪ませた。カロリス・ベイスンの丁度反対側にある低い山々は、この作用により生じた

カロリス盆地

(Caloris Basin から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 01:42 UTC 版)

カロリス盆地 (Caloris Basin) は、水星に現存する最大の衝突地形である[注 1]。盆地の直径は約1550 kmに達し、これは水星の直径の1/4よりも大きい。およそ36億年前に直径100 km程度の小惑星の衝突によって作られたと考えられている。名前の"カロリス"は、ラテン語で「」を意味する。


注釈

  1. ^ クレーターとして名前が付けられている水星最大の衝突地形はレンブラント英語版(直径716.12 km)である。[1]
  2. ^ 太陽に近いため、そもそも地球からでは水星自体を光学観測する事が難しい。

出典

  1. ^ a b Planetary Names: Search Results”. Gazetteer of Planetary Nomenclature. 国際天文学連合. 2015年12月6日閲覧。
  2. ^ a b 田近 英一(監修)『【大人のための図鑑】惑星・太陽の大発見』 p.75 新星出版社 2013年7月25日発行 ISBN 978-4-405-10802-8
  3. ^ 小谷 太郎 『宇宙の謎に迫れ! 探査機・観測機器61』 p.44 ベレ出版 2020年3月25日発行 ISBN 978-4-86064-611-0
  4. ^ a b c 『徹底図解 宇宙のしくみ-太陽系の星々から137億年彼方の宇宙の始まりまで (カラー版徹底図解)』 新星出版社、2005年11月、42頁。ISBN 978-4405106512 


「カロリス盆地」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Caloris Basin」の関連用語

Caloris Basinのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Caloris Basinのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日本惑星協会日本惑星協会
All rights reserved. The Planetary Society of Japan 2024.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカロリス盆地 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS