71-619A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 04:18 UTC 版)
電気機器の技術の進歩とともに、従来の直流電動機や抵抗制御方式と比べて消費電力の大幅な削減やメンテナンスの容易さなどの利点を持つ誘導電動機やVVVFインバータ制御方式の需要が高まった事を受け、ウスチ=カタフスキー車両製造工場が開発したのが71-619A(71-619А)である。製造にあたってはトラクションコンバータ「IT-1」(ИТ-1)や運転台、乗降扉などカノープス(«Канопус»)が製造した部品が多数用いられた。台車については、初期の車両はショックアブソーバーを搭載し制動装置もディスクブレーキに変更したインサイドフレーム式が採用された一方、2008年以降に製造された車両は軸ばねや軸受箱が搭載された台車に変更され、車両の振動がより抑えられた。車体は従来の車両とほぼ同型だが、前後の片開き式乗降扉の幅が700 mmと狭くなった他、左側面の作業用ハッチの配置も変更された。 2007年から製造が行われ、台車の構造や電気機器が一部異なる71-619A-01(71-619А-01)と共に、2012年までに213両が製造された。 71-619A(ナーベレジヌイェ・チェルヌイ)(ナーベレジヌイェ・チェルヌイ市電) 後方(ナーベレジヌイェ・チェルヌイ) 71-619A(ズラトウースト)(ズラトウースト市電)
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