鶴林寺仏画盗難事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 16:11 UTC 版)
「朝鮮半島から流出した文化財の返還問題」の記事における「鶴林寺仏画盗難事件」の解説
2002年7月、兵庫県加古川市の鶴林寺から「絹本著色阿弥陀三尊像」(国指定重文)「聖徳太子絵伝」6幅(重文)と「阿弥陀三尊像」1幅(重文)と市指定文化財「釈迦三尊十六善神像」など8点(約1億7500万円相当)が韓国人4人の窃盗団によって盗まれた。2002年9月には神戸地裁で犯人に懲役3年6ヶ月の実刑判決が出された。 2004年10月、韓国で日本の文化財窃盗を繰り返した犯人が逮捕され、鶴林寺などからの盗品数は47点(総額3億1000万相当)と自供し、「日本が略奪した文化財を探し出せという神のお告げにより犯行に及んだ」と語り、韓国で「文化遺産を取り戻した愛国的行動」と賞賛された。2005年1月21日、懲役1年の実刑判決がおりた。 2005年、島根県出雲市鰐淵寺から「紙本墨書後醍醐天皇御願文」など国指定の重要文化財4点を含む、仏画や経典13点が盗難。韓国人古物商が逮捕された。
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