電気亜鉛めっき鋼板
表面処理鋼板のひとつで、鋼板の片面または両面に電気亜鉛めっきを施したもの。原板の種類によって1種(一般用)、2種(絞り用)、3種(深絞り用)が定められており、自動車では車体の部位ごとに使い分けられる。電気亜鉛めっきは、溶融亜鉛めっきに比べてめっき厚が均一につくため、スポット溶接性に優れている。また、めっき処理での温度が低く鋼板原板への影響がない。めっき層があるため、金型との滑りがめっきをしていない鋼板原板より悪くなる。自動車ボディの耐食性を向上させるため、厚くめっきするにはコスト高となり、圏内ではあまり使用されていない。
参照 亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板(亜鉛鉄板)- 電気亜鉛めっき鋼板のページへのリンク