雍正帝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 10:34 UTC 版)
雍正帝 (仮名:ようせいてい, 拼音:Yōngzhèng dì) は、清朝の皇帝。諱は胤禛[注釈 1](いんしん, Yìnzhēn)、廟号は世宗、諡号は憲皇帝 (temgetulehe hūwangdi)。一般的には在位中の元号を冠して雍正帝と呼ばれる。聖祖康熙帝の第四子、高宗乾隆帝の父。
注釈
- ^ 参考:「禛」は「示+眞」。
- ^ 実際の満洲語で犬は「indahūn」、豚は「ulgiyan」であり、また満洲人は動物の名称を名前に使用することは珍しくないこともありアキナを犬、サスヘを豚としたのは後世での何らかの意訳と思われる。康熙帝九男の息子たちは長男:フシフン fusihūn(卑しい者)、次男:フェチュフン fecuhun(後ろめたい人)、三男:ウビヤダ ubiyada(憎むべき者)、四男:エイメデ eimede(嫌なヤツ)、五男:ハイラン hairan(残念な人)、六男:ドゥンキ dungki(愚か者)、七男:ドゥシヒイェン dusihiyen(馬鹿)、八男:エイフン eihun(愚鈍蒙昧)と改名させられている。
- ^ a b c d 即位前に没した側室たちと思われる。
出典
- ^ "daicing gurun i šidzung temgetulehe hūwangdi i enduringge tacihiyan (大清世宗憲皇帝聖訓)"1740. [1]
- ^ 黄錫惠「清世宗諡宝之満文篆字研究」
- ^ 宮崎(1950)(宮崎(1996)pp.36、44-46、55-56)
- ^ “文字の獄”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館
- ^ a b c “第13章 大義覚迷録 (文字の獄)”. 紫禁城の栄光明・清全史. 講談社学術文庫. pp. 269-272
- ^ “六. 忠義は民族を超越する”. 雍正帝中国の独裁君主. 中公文庫. pp. 155-157
- ^ “六. 忠義は民族を超越する”. 雍正帝中国の独裁君主. 中公文庫. pp. 157-159
- ^ a b “六. 忠義は民族を超越する”. 雍正帝中国の独裁君主. 中公文庫. pp. 159-166
- ^ “七. 独裁政治の限界”. 雍正帝中国の独裁君主. 中公文庫. pp. 177-178
- ^ 雑誌「中央公論」1989年8月「中国を叱る」より
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