開けゴマ
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開けゴマ(ひらけごま、アラビア語: افتح يا سمسم, iftaḥ yā simsim, イフタフ・ヤー・スィムスィム[1]、フランス語: Sésame, ouvre-toi、英語: Open sesame)は、『千夜一夜物語』(アラビアンナイト)の1篇とされる「アリババと40人の盗賊」に登場する呪文である[2][3][4]。
- ^ アラビア語ではスィムスィムという発音でシムシムではないが、日本語では外来語のカタカナ表記においてsi(スィ)音にshi(シ)音を当て字するためにシムシムが普及している。
- ^ a b c 小山 2001, pp. 19–20.
- ^ a b c d e f g h 西尾 2014, p. 118.
- ^ a b c d e 中西徹 (2008年5月24日). “『イフタフ・ヤー・シムシム』”. 不的中ラボ《中西徹》. 日刊競馬. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ a b c 西尾 2011, p. 37.
- ^ 小倉 2013, p. 43.
- ^ a b c d e f g 西尾 2011, p. 38.
- ^ モルジアナ自体は、元になったアラビア語女性名 مُرْجَانَة(Murjānah ないしは Murjāna, ムルジャーナ)の口語発音(方言発音)「モルジャーナ(Morjāna)」に対するラテン文字(英字などのこと)での当て字「Morjiana」などを日本語のカタカナで表したものである。 『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』のこの登場人物に関しては日本語書籍・記事によってカタカナ表記違いである女性名マルジャーナ(مَرْجَانَة, Marjānah ないしは Marjāna)も用いられているが、上のムルジャーナと同綴の同一語に対する発音違いとなっている。 マルジャーナと読む場合もムルジャーナ(モルジアナの元)と読む場合も語義は全く変わらず、「(小さな)真珠(の粒)」「(小さな)珊瑚(のかけら)」を表す。かつてアラブ・イスラーム世界では奴隷を宝石・珊瑚・真珠・花などの名で呼ぶ風習があった。
- ^ 西尾 2011, pp. 37–38.
- ^ a b c d e “なぜ「開け、ゴマ!」なの?”. かどや製油. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ a b c “『開けごま!のごまは?』”. RICOH Communication Club. リコー. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ Armstrong, Marian. Wildlife and Plants. 16. Marshall Cavendish. p. 972. ISBN 978-0761477105
- ^ a b 福田・並木 1988, p. 552.
- ^ a b c d e KAGAMI & Co.. “開け胡麻、開けゴマ”. 笑える日本語辞典. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ 長岡昇「開け、ゴマ! エジプト・カイロ」朝日新聞2004年7月17日付朝刊、be週末e1、59ページ
- ^ Felix Ernst Peiser in "Orientalistische Literaturzeitung" (1902), as reported in Haupt.
- ^ Theodor Nöldeke in "Zeitschrift für Assyriologie" (1914), as reported in Haupt.
- ^ a b 小山 2001, p. 859.
- ^ a b 大石寿子. “「開けゴマ!」”. 放送大学. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ “アラビア語講座”. NHK語学番組. 日本放送協会. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ “多文化共生・国際理解講座「アラブの世界よ開けゴマ!はじめてのアラビア語とアラブ文化講座」”. 立川市教育委員会事務局教育部生涯学習推進センター砂川学習館. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ “ひらけ!!ゴマ!これまでの登場人物”. 東京大学文学部図書室. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ 兼宗 進. “Arduinoオブジェクト”. プログラミング言語「ドリトル」マニュアルV3.0. 2017年4月15日閲覧。
- ^ “「信用」が中国人を変えるスマホ時代の中国版信用情報システムの「凄み」「品行方正な中国人」が急増する?”. NEC (2017年4月11日). 2019年1月20日閲覧。
- ^ a b 村上 1979, p. 35.
- ^ “ゴマミュージアム”. 胡麻の郷. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
- ^ 永井 1994, p. 664.
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