長官山
長官山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 02:45 UTC 版)
長官山(ちょうかんざん、ちょうかんやま)は、北海道空知管内夕張郡の長沼町と由仁町の町境に存在する標高254mの山である。この山は、石狩平野南部に位置しており、馬追山等とともに馬追丘陵を構成している。 長官山の標高は254mと北海道の他の山々と比べると比較的低いながらも、山頂付近は草や低木しか茂っていないことや周囲に高い山がなく平野が広がっていること等から、石狩平野に広がる北海道でも有数の美しい水田が見渡せ眺望は良い。特に天気が良い日には、北西方向には札幌市街が東には日高山脈や芦別岳、夕張岳が見渡せる。山中の見晴らし台には、小説『馬追原野』の著者辻村もと子の文学碑が存在する。 長官山という、この山の名前は、1891年に渡辺千秋北海道庁長官(3代目)が、北海道内の視察を目的とした道内行脚を行うに際して、この山へ登頂し、当時はまだただの広い原野であった石狩平野の開拓構想を練ったことにちなんで、長沼町と由仁町の住民が「長官山」と呼んだことに由来するとされている。
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