長利
名字 | 読み方 |
長利 | おさり |
長利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/30 06:19 UTC 版)
還穀は初めは困窮した農民を救済しようと施行された無利息制度だったが、その後、常平倉で担当しながら、元穀に耗穀という利子を付けるようになった。還穀を返す時に付ける耗穀は、初めは春から秋までの6か月の間に2割(20%、年利40%)であり、李氏朝鮮後期には6か月に1割(年利20%)だった。このような耗穀は元穀の消耗分を勘案して策定され、今日に比べ多少高利だったが苛酷な程度ではなかった。しかし官吏が腐敗すると、貧しい農民は春窮期に還穀を得にくくなったし、それにより還穀の利子が高くなっていった。結局、春に借りて秋に返すが、借りた穀物の半分以上を利子で払うようになった。このように6か月の利率が5割(50%)を越す時に長利(장리)と呼び、主に米が対象だったから長利米という言葉も使われた。
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