金 札

デジタル大辞泉

きん‐さつ【金札】

読み方：きんさつ

１ 金製のふだ。また、金色のふだ。

２ 江戸時代、諸藩が発行した金貨代用の紙幣。

３ 明治初年、政府が発行した金貨代用の紙幣。太政官札(だじょうかんさつ)と民部省札の2種。

４ 閻魔(えんま)の庁で浄玻璃(じょうはり)の鏡にかけて善人と悪人を見分け、極楽に送る善人の名を記したという金製の札。金紙。→鉄札

[補説] 曲名別項。→金札

きんさつ【金札】

読み方：きんさつ

謡曲。脇能・五番目物。喜多以外の各流。観阿弥作。桓武天皇の勅使が神社創建のため伏見へ行くと天から金札が降り、天津太玉神(あまつふとだまのしん)が現れて、悪魔を祓(はら)い御代を祝福する舞を舞う。

歴史民俗用語辞典

金札

読み方：キンサツ（ｋｉｎｓａｔｓｕ）

新政府の不換紙幣。

古典文学作品名辞典

金札

読み方：キンサツ（ｋｉｎｓａｔｓｕ）

分野 謡曲集

年代 成立年未詳

作者 作者未詳