都市部の類似現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 20:11 UTC 版)
21世紀になってから、過疎地以外の大都市圏でも、限界集落に類似した現象が見られるようになった。一例として、2008年に限界集落であることが判明した、東京都新宿区の戸山団地が挙げられる。 都市圏のベッドタウンやかつての新興住宅地などにおける単身者向けの大規模公営団地に高齢者の入居が集中するなどの問題のほか、数十年前に一斉に入居した核家族世帯の子供が独立して親世代のみになるなどして、高齢化率が極端に上昇してしまう現象である。生活困難化による孤独死や共同体の崩壊など、農山漁村の僻地や離島にある過疎地域の限界集落と同様の問題を抱え込んでいる。 これらを都市部で高齢化が深刻な地区を指して、「限界団地」や「限界マンション」、「限界都市」といった派生語も使われるようになっている。
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