孤独死とは? わかりやすく解説

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こどく‐し【孤独死】

読み方:こどくし

[名](スル)だれにも気づかれずに一人きりで死ぬこと。独居者疾病などで助け求めことなく急死ししばらくしてから見つかる場合などにいう。


孤独死

作者福澤徹三

収載図書黒本平成怪談実録
出版社新潮社
刊行年月2007.8
シリーズ名新潮文庫


孤独死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/27 22:25 UTC 版)

(こどくし)とは主に一人暮らしの者が誰にも看取られることなく、当人の住居内などで生活中の突発的な疾病などによって死亡することを指す。特に重篤化しても助けを呼べずに死亡している状況を表す。関連する言葉として、公的に用いられる(こりつし)[1]や、単に独居者が住居内で亡くなっている状況を指す(どっきょし)などがある[2]


注釈

  1. ^ 一方で、孤独死は高齢者のみの問題では無いという報告もある。#寿命も参照。

出典

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  2. ^ 用例「阪神」独居死61人…昨年、兵庫の復興住宅 読売新聞2013年1月15日
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  39. ^ a b NHKスペシャル取材班&佐々木とく子『ひとり誰にも看取られず: 激増する孤独死とその防止策』2007年8月。 
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