過熱蒸気とは? わかりやすく解説

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かねつ‐じょうき〔クワネツ‐〕【過熱蒸気】

読み方:かねつじょうき

沸点以上に加熱され蒸気。普通は水蒸気についていい、温度多少下がって戻らないので効率がよく、蒸気タービン蒸気機関などに用いる。


かねつじょうき 過熱蒸気 superheated steam

乾燥飽和蒸気(まったく液体のない蒸気)を等圧のもとで加熱すると、 再び温度上昇し高温蒸気となる。この蒸気をいう。 #蒸発・凝縮関係図参照

過熱蒸気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/08 05:50 UTC 版)

過熱蒸気(かねつじょうき)とは、液体沸点にまで加熱し、全て気体とした乾き飽和蒸気を更に加熱して作った蒸気。通常は過熱蒸気発生装置を用いて作られる。過熱蒸気という場合は過熱した水蒸気(過熱水蒸気)を指す場合が多い。多少の冷却では液体に戻らないために効率が良く、熱機関では頻繁に使用される。超臨界圧ボイラーを利用して製造された650℃前後の過熱蒸気が使用される場合もある[1]。過熱水蒸気を用いて加熱する場合、圧力を高くする必要がないために大掛かりな設備が必要なかったり、水分子が加熱する物体のあらゆる場所に入り込むため、より効率的に加熱を行うことができ、空気中より酸素濃度が低いため酸化が起こりにくくなり、火災や爆発の危険性も小さくなるなどの長所がある[2][3]


  1. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)、百科事典マイペディア、化学辞典 第2版、デジタル大辞泉. “過熱蒸気”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年9月8日閲覧。
  2. ^ 過熱蒸気について”. トクデン. 2022年9月8日閲覧。
  3. ^ 過熱水蒸気加熱”. 中部電力ミライズ. 2022年9月8日閲覧。


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