進行中の臨床試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 15:48 UTC 版)
NIH のアメリカ国立がん研究所(National Cancer Institute)によると、パルボシクリブを単独で、または他の薬剤と組み合わせてテストしている39のアクティブな臨床試験がある。 これらの試験の大部分は、乳がんの治療へのパルボシクリブのさらなる用途を検討しているが、他の試験では、頭頸部がん、非小細胞肺がん、再発性脳転移、扁平上皮がん、中枢神経系腫瘍、その他の固形腫瘍へのパルボシクリブの潜在的な応用を検討している。 2017年12月、ファイザーは、パルボシクリブとレトロゾールを組み合わせた進行中の第III相試験であるPALOMA-2試験で、試験対象の疾患の進行リスクが44%減少したことを発表した。この試験では、併用療法を受けている患者のレトロゾール単独と比較して、無増悪生存期間の中央値が1年以上改善していることも実証されている。 PALOMA-2の患者の追跡期間の中央値は現在3年を超えており、CDK4/6阻害剤の第III相試験の追跡可能な最長のデータとなっている。
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