速記符号の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 03:44 UTC 版)
日本語は方式の差異を問わず、多くの場合は以下の符号によって構成される。 清音 日本語の五十音に当たる符号で基本文字と呼ばれる。濁音や半濁音をここに含むこともある。 濁音・半濁音 「がぎぐげご」「ぱぴぷぺぽ」など。 長音 「あー」「いー」「うー」「えー」「おー」など。現代仮名遣いでは「おー」という長音を「おう」と表記するが、速記符号ではこのような扱いはしない。 拗音 「きゃ」「きゅ」「ふぁ」「ふぃ」など。「きゅー」など長音を含む方式もある。 助詞 「~て」「~と」「~に」「~の」「~は」「~を」など、日本語の助詞に当たり、基本文字とは別の符号が割り当てられる。 省略 音の省略: 日本語で頻出する特定の音の基本文字符号の表記を省略する。「ん」「い」「く」「き」「つ(っ)」など。 単語の省略: 日本語で頻出する単語(「~して」「~した」「~です」「~ます」「~させる」「すなわち」「しかしながら」「あなた」「私」「日本」「アメリカ」など)を省略する。これらの省略には以下の種類がある。特定の記号を割り当てたもの。 基本文字の位置や大きさを変えたものを割り当てたもの。 単語に含まれる2つ以上の音の基本文字を組み合わせたもの。 直前の線に加筆するもの。
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