近年以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:39 UTC 版)
日本では韓国・朝鮮について、長年この装いが強くイメージされ,その象徴とされることも多かった。その背景には、朝鮮料理店の看板にこれを着用した女性が描かれていたり、その人形が韓国からの土産物になっていることなどが挙げられる。 しかし現在では、常時着用する習慣は慶尙南道河東郡(智異山麓)にある靑鶴洞のみで見られ、一般的には常用されない。ただし、チマチョゴリ常用の習慣は1960年代まではあったともいわれている。 一方、日本国内にある朝鮮学校では、男子生徒は学ランが基本な一方で、中級部(中学校)・高級部(高等学校)の女子生徒のみ制服としてチマチョゴリの様式にしている。朝鮮学校の女子制服は白いチョゴリと黒いチマを着用させるものだが、北朝鮮でこの色彩のチマチョゴリが正装時の女性の服装になっている。なお、韓国ではこの色彩のチマチョゴリは見られない。 韓国では朝鮮時代に皇族以外は白一色であった韓服をカラフルや着脱容易にした「改良韓服」(개량한복、ケリャンハンボク)というものが登場している。これは韓服を現代生活の中で手軽に着られるようにアレンジしたもので、「生活韓服」ともいう。活動しやすいよう丈が短めであったり、ドレスのようにオーガンジーなどの素材を使ったものがあるが、これさえも日常的に着ている者は極少数である。なお、最近、民族史觀高等學校や台章高等學校など一部の学校で、改良韓服を制服として採用した。
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