販売スペースの確保
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 00:45 UTC 版)
「ダミーサークル」の記事における「販売スペースの確保」の解説
同会場に2つ以上のスペースを確保する目的でダミーサークルを結成するケースが存在する。このケースでは、1つのジャンルの同人誌はそのジャンルが集中する場所で多く売れるため、複数ジャンルの同人誌を発行するサークルが売り上げを伸ばそうと各ジャンルでそれぞれ申し込む行動がみられる。また、複数日の日程のイベントにおいて、各日にそれぞれ申し込みを行うケースも存在する。ただし、複数のサークルが互いの同人誌の頒布委託を行う場合や時間帯や開催日が異なる場合には、作業者の相互支援を行っている場合が日常的にみられ、単に同じ同人誌が複数スペースで頒布されているだけではダミーサークルと断定することはできない。 抽選倍率の高い即売会でのスペース確保をより確実にするために結成されることもある。コミックマーケットをはじめとする複数の即売会では1サークル・1代表者につき1スペースしか応募できないルールとなっており、複数スペースの申し込みはルール違反とされる 。しかし、1スペースでは販売しきれない場合や混雑による混乱が予想され、サークル側が希望して2スペース分の費用をあらかじめ負担している場合、企画用にサークルが別途申請する場合などには主催者が1サークルによる複数スペース確保を容認するケースもあり、こうしたケースではダミーサークルとして扱われない。コミックマーケットでは事務処理の都合で同一サークルでの複数スペース登録はできないが、友人・サークルメンバーなどの名義でもう1つのサークルを登録し、「合体申込」の手続きを取ることによって同時に申し込んだ2つのサークルを隣接させ、ダミーサークルを使って申し込んだ場合と同じ実質的な1サークルで2サークルのスペースが確保できるようになる。
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