きぬがさ‐ていのすけ【衣笠貞之助】
衣笠貞之助
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衣笠 貞之助(きぬがさ ていのすけ、1896年1月1日 - 1982年2月26日)は、日本の俳優、映画監督、脚本家。本名:小亀 貞之助(こかめ ていのすけ)。
注釈
- ^ 静間小次郎(1868年 - 1938年)は、川上音二郎門下を経て1899年(明治32年)に一座を結成し、関西新派の草分け的存在となった人物である[9]。人気が凋落した晩年は松竹京都撮影所人事課長を務めており、没後の告別式では衣笠が葬儀委員長を務めた[10]
- ^ 衣笠貞之助の衣笠の名は、衣笠山の見える下宿にいたことから思いついたという[15]
- ^ 『妹の死』は阪田重則の監督作となっているが、『日本映画監督全集』(『キネマ旬報』増刊号)「衣笠貞之助」の項によると、衣笠自身のコメントで、「1920年に日活向島撮影所にて自身の脚本作『妹の死』を初めて監督した。後日活向島のミスで阪田が監督と記された、阪田はこの映画には全く関与していない」と記されている。映画評論家の田中純一郎も本作を衣笠の第1回監督作と認知しており、実際的には衣笠の監督・脚本家デビュー作である
- ^ ペン部隊に派遣されたのは、衣笠、長谷川伸、土師清二、中村武羅夫、甲賀三郎、湊邦三、野村愛正、菊田一夫、北条秀司、清瀬英次郎、小石清、小山寛二、天野雉彦、関口次郎、中川栄三の15名である[38]
出典
- ^ a b c d e f 佐藤2007、p.202
- ^ a b c d e f キネマ旬報1979、p.190
- ^ a b 鈴木2001、p.34
- ^ 初代社長 小亀衡一、亀山市歴史博物館、2015年3月20日閲覧
- ^ れきし散歩「衣笠貞之助、いつも見ていた故郷」、2015年3月20日閲覧
- ^ キネマ旬報1976、p.134
- ^ a b c 佐藤2007、p.201
- ^ a b 衣笠1977、p.7-8
- ^ 静間小次郎、20世紀日本人名事典、コトバンク、2015年3月20日閲覧
- ^ 『近代歌舞伎年表京都篇』、国立劇場(編)、八木書店、p.282
- ^ 衣笠1977、p.9
- ^ 鈴木2001、p.32
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- ^ 長谷川一夫『舞台・銀幕六十年』、日本経済新聞社、1973年
- ^ 衣笠1977、p.4
- ^ a b c d e キネマ旬報1979、p.191
- ^ a b キネマ旬報1976、p.134
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- ^ 『日本映画史大鑑 映画渡来から現代まで・86年間の記録』、文化出版局、1982年、p.82
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- ^ a b c 衣笠貞之助、東京国立近代美術館フィルムセンター 所蔵映画フィルム検索システム、2015年3月21日閲覧
- ^ a b 主な所蔵リスト「劇映画=邦画篇」、マツダ映画社、2015年3月21日閲覧
- ^ スターと監督 長谷川一夫と衣笠貞之助「天一坊と伊賀之亮」、東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月21日閲覧
- ^ 泉治郎吉、東京国立近代美術館フィルムセンター 所蔵映画フィルム検索システム、2015年3月21日閲覧
[続きの解説]
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- 1 衣笠貞之助とは
- 2 衣笠貞之助の概要
- 3 作品の現存状況
- 4 参考文献
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