けっ‐たん【血×痰】
読み方:けったん
血のまじっている痰。
血痰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 13:37 UTC 版)
痰に血液が混じる場合があるが、これは通常、喀血とは呼ばず血痰という。ただしそれらの境界は曖昧であり、少量でも液体としての血液である場合には小喀血と呼んだりもする。3ml以下を血痰と定義する立場もある。また、喀痰全体が赤い場合には全血痰・線状に血液が混じる場合には血線痰、血液が混じった痰という意味で血液混入痰などという呼称を呼吸器内科の現場では使うこともある。血痰と喀血は、どちらも気道出血を示す徴候であるため、血痰の原因は喀血と同様であるが、そのほかに、鼻血が鼻腔から喉に落ちて排出される場合や、咽頭や喉頭の腫瘍からの出血などの耳鼻科的な問題であることもある。なお、血痰は英語でhemosputumであるが、Medlineで検索しても東アジア圏以外ではこの単語はヒットせず、実際に英語圏で使用されることはほとんどないようである。すなわち、英語圏では血痰も喀血も含めてhemoptysisという単語が一般的に用いられていると思われる。
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「血痰」の例文・使い方・用例・文例
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