蘇方

デジタル大辞泉

す‐おう〔‐ハウ〕【^×蘇^▽芳／^×蘇^▽方／^×蘇^×枋】

読み方：すおう

１ マメ科の落葉小低木。葉は厚くつやがあり、羽状複葉。春、黄色い5弁花を円錐状につけ、さや状の赤い実がなる。心材は赤色染料とする。インド・マレーの原産。すおうのき。

２ 染め色の名。1の心材を煎じた汁で染めた、紫がかった赤色。蘇芳色。

３ 「蘇芳襲(すおうがさね)」の略。

#9e3d3f／R:158 G:61 B:63／C:0 M:75 Y:50 K:45

染料のスオウの心材

スオウの煮出し汁

染めの工程

染め上がり

色の定着後

蘇芳(2)

難読語辞典

蘇方

読み方：スオウ（ｓｕｏｕ）

マメ科の小灌木

歴史民俗用語辞典

蘇方

読み方：スオウ（ｓｕｏｕ）

（１）襲の色目。
（２）マメ科の小灌木。

別名 蘇芳、蘇枋

植物名辞典

蘇方

読み方：スオウ（ｓｕｏｕ）

イチイの別称。
イチイ科の常緑針葉高木、園芸植物、薬用植物

学名 Taxus cuspidata

蘇方

読み方：スオウ（ｓｕｏｕ）

マメ科の小低木、園芸植物

学名 Caesalpinia sappan

ウィキペディア

スオウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/01 10:16 UTC 版)

スオウ（蘇芳、蘇方、蘇枋）は、マメ科ジャケツイバラ亜科の小高木。インド、マレー諸島原産でビルマから台湾南部にも分布し、染料植物として利用される。