脅迫と閉鎖命令(2021年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:37 UTC 版)
「メモリアル (人権団体)」の記事における「脅迫と閉鎖命令(2021年)」の解説
2021年10月14日、約20人の男がメモリアルのモスクワ事務所に押し入り、ジョーンズの映画の公開と上映について敵意のある言葉を吐き妨害した。メモリアルのスタッフは警察に通報したが、警官が到着するまでに侵入者の大半は逃走し、警察は残った3人だけを連行した。その後、警察は説明もなくメモリアルの建物にいる人々の外出を阻止し、深夜まで何時間も拘束し、全員にパスポートの詳細・住所・電話番号・学歴・職場・肩書きに関する情報を提供するよう強要した。 メモリアルの閉鎖を求める最初の声は、2014年に最高裁への申請でアレクサンドル・コノヴァロフ司法大臣によっておこなわれた。もしメモリアルが閉鎖された場合、組織の多くの支部は再登録してから国中の連絡を回復しなければならないとアルセニー・ロギンスキー会長はコメントしている。2015年1月に裁判所は司法省の要請を支持しないことを発表した 。 2021年11月11日、ロシア検察庁はロシアの外国エージェント法違反についてメモリアル・インターナショナルの閉鎖を求める訴訟を最高裁判所に提出したことを発表した。 翌日、モスクワ市検察庁がメモリアル人権センターの閉鎖を求める訴訟をモスクワ市裁判所に起こしたことが明らかになり 、訴訟はそれぞれ26日と23日におこなわれた。そして同年12月28日、ロシア最高裁判所は、外国代理人法違反でメモリアル・インターナショナルに閉鎖を命じた。
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