聖書 聖書協会共同訳
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聖書 聖書協会共同訳(せいしょ せいしょきょうかいきょうどうやく、英: Japan Bible Society Interconfessional Version)は、聖書の日本語訳のひとつ。聖書 新共同訳に引き続き、カトリックとプロテスタントの共同で訳された。翻訳の著作権者と出版社は日本聖書協会[13]。
注釈
- ^ 日本聖書協会の資料には、新約聖書の底本にドイツ聖書協会の『ギリシア語新約聖書(第5版)』を用いたとするものもある[3]。また、新翻訳事業で新約聖書の翻訳者(原語担当者)であった阿部包は、底本には聖書協会世界連盟の『ギリシア語新約聖書(第4版)』を用いたが、後に第5版が出版されたため、第5版も適宜参照したとしている[8]。
- ^ 1968年に、聖書協会世界連盟と教皇庁キリスト教一致推進事務局とが連名で、「聖書翻訳におけるプロテスタントとカトリックの共同作業のための標準原則」を公表した[8]。
- ^ 日本聖書協会は、2003年(平成15年)6月にスエーデン聖書協会(典: Svenska Bibelsällskapet)、同年10月にはオランダ聖書協会(蘭: Nederlands Bijbelgenootschap)に職員を派遣し、翻訳理論及び翻訳手順について聞き取りを行ったほか、同年9月に聖書協会世界連盟(英: United Bible Societies)及び聖書翻訳のための非営利団体である国際SIL(英: SIL International)が共同開発した聖書翻訳支援ソフト「パラテキスト(英: Paratext)」についての研修会へ職員を参加させており、そこを新翻訳事業の起点とする意見もある[4][8]。
- ^ 日本聖書協会では、書名が決まるまで仮に「標準訳聖書」と呼称していた[16][19]。
- ^ 日本聖書協会 訳『聖書 口語訳』 JC44、日本聖書協会、東京、1955年。ISBN 978-4-8202-1281-2。 NCID BN01817929。OCLC 1021016477。
- ^ 日本聖書協会は、2018年(平成30年)の発刊時には「31年ぶり、ゼロからの翻訳」を強調したが、2014年(平成26年)に発行した機関紙では、口語訳や新共同訳など過去の邦訳聖書の集大成であり、ゼロからの翻訳ではないとしていた[21][22]。また、同会が翻訳者(原語担当者)に配布した翻訳作業を進めるうえで準拠すべき指標『翻訳実務のためのガイドライン』には、必ず参照すべき過去の邦訳聖書として、口語訳[注 5]、フランシスコ会聖書研究所訳及び岩波版が挙げられていた[8]。
- ^ 三輪義也はイラストレーターで第4回日仏会館ポスター原画コンクールの大賞受賞者[28][29]。キリスト教信者でもあり、過去にも日本聖書協会の出版物の装訂を手掛けた[29][30]。2021年(令和3年)には聖書事業功労者賞を受賞している[29][30]。
- ^ 『新共同訳 大型講壇用聖書旧約続編つき』 NI98DC、日本聖書協会、東京、1990年。ISBN 978-4-8202-1225-6。
- ^ 『新共同訳 大型講壇用聖書』 NI98、日本聖書協会、東京、1990年。ISBN 978-4-8202-1224-9。
- ^ 2021年(令和3年)に休刊となった新共同訳大型講壇用聖書は、カトリック向けの旧約聖書続編付き(NI98DC)[注 8]が本体価格16万円、旧約聖書続編なしのプロテスタント向け(NI98)[注 9]が本体価格14万円だった[3][33]。
- ^ 造本装幀コンクールは、日本書籍出版協会及び日本印刷産業連合会が主催する造本装訂に携わる出版、印刷、製本及び装訂の成果を総合的に評価するもので、『聖書 聖書協会共同訳 引照・注付き(SIO43)』が入賞した第53回は、2019年(令和元年)5月29日に開催された審査会で受賞作品が決定された[36][37]。
出典
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