聖マラキと未来の予言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/12 11:24 UTC 版)
「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」も参照 ベルナルドゥスがまとめた聖マラキの伝記では、彼は預言の才覚があったとされている。しかし、未来について具体的にどのような預言を残したのかという同時代の史料は残っていないようである。 しかし、1595年に突如として、歴代のローマ教皇を預言したという体裁の『聖マラキの予言』が登場した。これは短いフレーズで未来に即位する111人または112人の教皇の特徴を順に予言した文書であるが、1590年以前の予言と比べて、それ以降の予言が格段に曖昧になっていることや、16世紀に登場したと考えないと辻褄の合わない不自然な点が複数あることから、1590年頃に製作された偽書であることは疑いないものとされている。 ほかにもアイルランド情勢に関する予言なども登場したことがあったが、状況証拠等からこれも偽物と見なされている。
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