老女のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 00:08 UTC 版)
山口がヤミ米を拒否し、いわゆる「死の行進」を始めたきっかけとなったエピソードとして、72歳の老婆を食糧管理法違反で禁固刑にしたことから疑問を抱いた、とのエピソードが伝えられている。しかし、食糧管理法と物価統制令には、禁固刑の規定は無く、仮に懲役刑の誤りであったとしても、当時の実情からみて、僅かなヤミ米を買ったに過ぎない70歳以上の老婆を起訴する事自体、検察実務の感覚から逸脱しており(起訴便宜主義の項目参照)、まして実刑判決は異例であるが、裁判上の記録や書記官の記憶にも残っていないことから、信憑性に疑問が呈されている。
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