らごら【羅睺羅】
羅睺羅
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羅睺羅(らごら、梵/巴: Rāhula ラーフラ)は、仏教の開祖である釈迦の実子であり、またその弟子の一人である。釈迦族の王子瞿曇悉達多(ガウタマ・シッダールタ=釈迦牟尼の俗名)の妃耶輸陀羅(ヤショーダラー)が釈迦の出家前に妊娠した子で、釈迦が出家して5年後に生まれたとされる。釈迦十大弟子の一人に数えられ、正しい修行を為した密行第一と称される[1]。また十六羅漢の一人でもある。
- ^ 『今日から役立つ仏教』著者正木晃
- ^ 『図解仏教』成美堂出版14頁
- ^ 古来インドでは一族の跡継ぎがなければ、出家することはできないからである。出家を願っていた釈迦にはまたとない吉報であるといえる。また祖父の浄飯王もこの命名を喜んでいるが、孫に「障碍」という名がついて喜ぶのは不自然である。
- ^ 仏教夜話・19 仏弟子群像(6)釈尊の実子ラーフラ(上)
- ^ 並川孝儀「ラーフラ(羅睺羅)の命名と釈尊の出家」『佛教大学総合研究所紀要 04号』
- ^ なお、日本では「らごら」「らご」とは僧侶の息子のことを指す。
- ^ elkoravolo (1311758227). “「羅雲忍辱経」” (日本語). elkoravoloの日記. 2022年7月17日閲覧。
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