組曲「タルカス」の編曲版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 23:12 UTC 版)
「タルカス」の記事における「組曲「タルカス」の編曲版」の解説
作曲家の吉松隆が編曲した管弦楽曲(以下、便宜上「吉松版」と呼称)が、2010年に発売された『タルカス〜クラシック meets ロック』に収録された。音源は2010年3月14日に東京オペラシティコンサートホールで行われた初演のライブ録音で、吉松と親交の深い藤岡幸夫が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団による。「吉松版」は、2012年放送のNHK大河ドラマ『平清盛』で劇中音楽として使用されたほか、2013年3月20日に東京オペラシティコンサートホールで行われた「吉松隆 還暦コンサート『鳥の響展』」でも披露された。この還暦コンサートにはキース・エマーソンが来聴して、この模様を収録した『《鳥の響展》ライブ』のライナーノーツにはエマーソンと吉松の対談が掲載されている。 「吉松版」の初演でコンサート・マスターを務めた荒井英治が弦楽四重奏版を編曲した。荒井はプログレッシブ・ロックの熱狂的ファンである。この版は荒井が参加するモルゴーア・クァルテットのアルバムに所収されている。 2012年9月9日に放送された「題名のない音楽会」で、シエナ・ウインド・オーケストラと和太鼓奏者の林英哲との共演で、「吉松版」をもとにした吹奏楽版が放送された。
※この「組曲「タルカス」の編曲版」の解説は、「タルカス」の解説の一部です。
「組曲「タルカス」の編曲版」を含む「タルカス」の記事については、「タルカス」の概要を参照ください。
- 組曲「タルカス」の編曲版のページへのリンク