終活の起源と広がり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 01:53 UTC 版)
主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者に迷惑がかからぬよう生前整理、残された者が自身の財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことなどが挙げられる。これは週刊誌『週刊朝日』から生み出された言葉とされており、同誌元副編集長の佐々木広人が生みの親とされる。2009年(平成21年)に終活に関する連載が行われた時期以降から「終活本」などと呼ばれるこれに関する書籍が幾つも出版されるなどといった風潮とともに、世間へこの言葉が広まってきており、2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、2012年の新語・流行語大賞でトップテンに選出された。2012年には北海道に初の終活専門団体「エンディング総合支援サポートの会」が発足され、2015年(平成27年)9月に「一般社団法人 終活ジャパン協会」として法人化された。2013年には、産経新聞出版より日本初の終活専門誌『終活読本 ソナエ』が発売され、以降2014年には『もしもカレンダー』をはじめとして、より気軽に終活に取組むプチ終活といった広がりを見せている。『文藝春秋』、『中央公論』をはじめ、その他『週刊東洋経済』など各種月刊誌、週刊誌、に終活の特集が組まれ、終活は社会の大きな潮流となっており、いわゆる「終活産業」も出現した。 砂田麻美の映画『エンディングノート』、鴻上尚史脚本のドラマ『家族、貸します 〜ファミリー・コンプレックス〜』、小坂俊史の漫画『月刊すてきな終活』など、終活を題材とした作品も増えてきている。
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