第4場 判官切腹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:45 UTC 版)
殿中での刃傷事件を起こした塩冶判官は切腹・お家断絶を言い渡される。舞台上には塩冶判官のモデルである浅野内匠頭の家紋「丸に違い鷹の羽」が描かれた衝立が並んでおり、舞台の中央には白装束の塩冶判官が座し、その後ろに桜の枝をもった顔世御前が佇んでいる。 作法にのっとり切腹する塩冶判官の元に現代から紛れ込んだ若者が駆けつける。死に行く塩冶判官は若者に無念を晴らすよう耳打ちすると自ら首をかき切り息絶える。判官が切腹に使った短刀を手にすると、それまで傍観者であった若者の人格は、塩冶家の家老由良之助と一体化する。 太鼓の音とともに白地に血痕の模様が書かれた幕が下がり、その幕前で伴内が踊る。
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