空間表現としての八分木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 16:07 UTC 版)
八分木の各ノードは空間を8つのオクタントに分割する。PR (point region) 八分木の場合、各ノードは明確に1つの3次元の点を格納していて、それがそのノードに対応する空間領域の中心点となる。また、その点は子ノードそれぞれに対応する空間領域の頂点(隅)になり、逆に言えば、その点を中心としてオクタントに分ける。MX八分木では、対応する空間領域の幾何学的中心点を暗黙のうちに分割の中心とする。PR八分木の根ノードは無限の空間を表せるが、MX八分木の根ノードは有限の空間しか表せない(そうでないと幾何学的中心が求められない)。このように空間分割表現として八分木を使う場合、それはkd木の3次元の場合の特殊ケースとなる。
※この「空間表現としての八分木」の解説は、「八分木」の解説の一部です。
「空間表現としての八分木」を含む「八分木」の記事については、「八分木」の概要を参照ください。
- 空間表現としての八分木のページへのリンク