積雲形成のメカニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 19:44 UTC 版)
積雲が形成されるメカニズムには主に次の2つがある。 積乱雲からの自己増殖 積乱雲からの降水が大気を引きずって下降流を作り、それに伴う循環として周囲に上昇流が発生し、積雲を発生させる。 条件付不安定によるもの 下層で水平移流が収束したため気塊が対流凝結高度(水蒸気の凝結が始まる高度)まで持ち上げられ、かつ、その上部に条件付不安定(飽和湿潤気塊に対しては静的不安定、未飽和気塊に対しては静的安定)が存在する場合に、浮力によって雲が成長する。条件付不安定の層が薄いか、中位であれば積雲、厚ければ雄大積雲、さらに進めば積乱雲となる。
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